金融

フェデレーテッドラーニングによる不正送金の検知
金融機関のさらなるデジタル化を支援

Solution 金融業界向け秘密計算×データ解析

昨今、金融機関に蓄積されているデータの有効活用が様々な課題解決の鍵として重要性を増しています。しかしながら、それを実現するためのデータを自由に活用できる環境、データの分析と理想のAIを生み出すためのスキルを持った人財等が必要となり、思うように進んでいません。EAGLYSは、これら金融機関のデータ利活用に対して秘密計算とくにフェデレーテッドラーニングの技術や、AI構築技術を活用し、金融機関の課題解決に取り組んでいます。

特殊詐欺の不正取引を検知。
銀行間でAIモデルをシェアするフェデレーテッドラーニング

高齢者等を狙った特殊詐欺や不正取引、AMLの事例が年々増加し、手口も巧妙化しています。これまでは時間帯・金額・地域等想定しやすい属性情報を活用したルールベースの検知システムはありましたが、想定外のパターンは検知できないことが課題でした。また、新しい手口や進化した手口が次々と出てくるため、想定外のパターンの種別検知に加え、手口を自動的にフィルターとして登録する必要があり、対策に向けたデータの質・量の重要性がより高まっています。

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イーグリスはAI解析技術と設計技術を用いて、不正取引に繋がる取引のパターンに偏りや関連性があるか特徴点を抽出し、ルールベースではなく今後起こりうる手口を網羅的に検知するAIアルゴリズムを構築しました。さらにフェデレーテッドラーニング(連合学習)技術を活用することで、データそのものを共有せず異常・不正な特徴量のみを銀行間で共有し、AIアルゴリズムへ反映することで、各金融機関単独ではカバーできなった想定外のパターンを検知し、不正取引の予防へ活用できるようにしました。

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与信判断をAI解析で自動化。
判定精度の向上とコスト削減に貢献

イーグリスは過去の不正・正常判定の審査データを整理しデータの性質や特徴量を設計した上で、複数のAIモデルを選定、実装検証による評価をおこない、明示的で高精度なAI審査モデルを構築しました。構築したAIモデルを活用することで、与信判定業務の一部自動化に成功し、1日当たり25%分の業務コストを削減することができました。

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イーグリスは過去の不正・正常判定の審査データを整理しデータの性質や特徴量を設計した上で、複数のAIモデルを選定、実装検証による評価をおこない、明示的で高精度なAI審査モデルを構築しました。構築したAIモデルを活用することで、与信判定業務の一部自動化に成功し、1日当たり25%分の業務コストを削減することができました。

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